有線LANなのに100Mbpsしか出ない
有線LANで接続しているのに、下り速度が100Mbps前後で頭打ちになる。何度測ってもほぼ同じ数字になる。
何が起きているのか
「ほぼちょうど100Mbps」で頭打ちになる場合、どこかに100BASE-TX(100Mbps上限)の区間があります。これは混雑ではなく物理的な上限なので、時間帯を変えても数字が変わりません。
候補は3つ。LANケーブルの規格(CAT5以前)、ルーター・ハブ・PCのLANポートの速度、そして建物の回線方式(VDSL方式は規格上100Mbpsが上限)です。
有線なのでWi-Fiの電波状況は原因から外れます。切り分けが楽なケースです。
先に確認すること
- 1LANケーブルの側面の印字を見る。「CAT5」なら100Mbps上限、「CAT5e」「CAT6」以上なら1Gbps対応です
- 2ルーター・ハブのLANポートの表記を見る。1000BASE-T / ギガ対応の記載がなければ100Mbps上限です
- 3PC側のリンク速度を確認する(Windowsならネットワーク接続の状態で「速度」欄)
- 4上記がすべてギガ対応なら、建物の回線方式がVDSL方式である可能性が高い。契約書類か管理会社で確認する
打ち手
- ケーブルが原因ならCAT5e以上のケーブルに交換する(数百円で済みます)
- ハブやルーターのポートが原因なら、ギガ対応の機器に交換する
- VDSL方式が原因なら、光配線方式へ変更できるか管理会社・回線事業者に確認する。個人では変更できないこともあります
買う前に読んでください
この症状でプロバイダを変えても直りません。原因が宅内の部品か建物の配線にあるためです。まずケーブルとポートを確認してください。数百円のケーブル交換で解決することが実際にあります。
まず自分の回線がどれに当てはまるか確かめる
接続方式チェックは、IPアドレスの逆引きから実際の接続方式(IPoE / PPPoE / 独自アクセス網)を判定します。 体感や契約書類ではなく、いま通っている経路そのものを見るので、この記事のどのケースに当たるかを切り分けられます。
接続方式チェックを実行するよくある質問
LANケーブルの規格はどこを見れば分かりますか?
ケーブルの外皮に「CAT5」「CAT5e」「CAT6」などと印字されています。印字が読めない古いケーブルは、規格が低い可能性が高いので交換して試すのが早いです。CAT5eとCAT6は一般家庭ではどちらでも1Gbpsに対応します。
VDSL方式は自分で光配線方式に変えられますか?
建物全体の設備なので、個人の判断では変更できません。管理組合や大家の許可と工事が必要です。まず管理会社に光配線方式への変更予定があるか確認してください。変更できない物件も多くあります。