PDFにパスワードを設定する無料ツール

閲覧パスワードと権限制限を設定して、PDFをAES暗号化で保護します。処理はすべてブラウザ内で完結し、ファイルやパスワードは外部に送信されません。

保護したいPDFをここにドロップ

またはクリックして選択

PDFパスワード設定とは

PDFパスワード設定(PDF暗号化)とは、PDFファイルに「閲覧パスワード(ユーザーパスワード)」と「編集パスワード(オーナーパスワード)」を設定して保護する仕組みです。閲覧パスワードはPDFを開く際に必要となり、これを設定すれば対象PDFの中身そのものを暗号化できます。一方、編集パスワードは印刷・コピー・編集などの権限制限を解除するのに必要なパスワードで、閲覧は誰でもできるが操作には制限を加える、というユースケースに向いています。FreeToolはAES-128 / AES-256の標準暗号化方式に対応し、ブラウザ内のみで処理が完結します。

なぜブラウザ完結が安全なのか

ここに最大の矛盾があります。「機密PDFを守りたいからパスワードをかける」のに、そのパスワードを設定するためにオンラインサービスへPDFと平文パスワードを送信してしまうと、サービス側が中身を全部見られる状態になります。FreeToolはこの根本矛盾を解消するために、PDF暗号化エンジン(pdf-lib + crypto-js / AES)をすべてブラウザ内で実行します。PDF本体もパスワードも一切ネットワークに送信されません。ブラウザのDevToolsのNetworkタブで通信を監視しても、ファイルの送信は行われていないことを確認できます。

他のツールとの違い

Adobe Acrobat Proでパスワード設定をするにはサブスクリプション(月額数千円)が必要です。Smallpdfなど無料オンラインサービスは1日の処理回数に制限があり、機密PDFをサーバーに送信する必要があります。FreeToolは完全無料・回数無制限・登録不要で、ブラウザ完結処理のため機密PDFを外部に送信せずに済みます。AES-256暗号化にも標準対応しており、Acrobatと同等の保護レベルを無料で提供します。

業種・職種別の活用シーン

法務担当者の契約書送付

業務委託契約書・秘密保持契約書・賃貸借契約書などの機密書類をメール添付で取引先に送付する前に、閲覧パスワードを設定。パスワードは別経路(電話・SMS)で伝達することで、メール誤送信時のリスクを大幅に低減します。AES-256暗号化により、漏洩した場合でもパスワードがなければ内容を解読できません。

人事・採用担当者の社内書類保護

人事評価書・給与明細・採用候補者リストなど、社内でも限定されたメンバーのみが閲覧できるべき書類にパスワードを設定。社内共有ストレージに置く場合でも、パスワードを知る人だけがアクセスできる状態を維持できます。印刷禁止・コピー禁止を併用すれば、画面表示はできても物理的な持ち出しを抑止できます。

医療機関のカルテ・診断書管理

患者の診断書・カルテ・検査結果PDFを患者本人や担当医のみが閲覧できるよう保護。個人情報保護法・改正個人情報保護法(医療情報)への適合を補強します。FreeToolはブラウザ完結処理のため、患者の個人情報を外部サーバーへ送信せずに済み、医療機関のセキュリティポリシーに合致します。

こんな場面で使えます

  • 機密性の高い財務資料をメール添付で送付する前のパスワード保護
  • 業務委託契約書を社内回覧する際の閲覧制限
  • クライアント向け提案書をダウンロード可能にしつつコピー禁止に設定
  • 医療記録・診断書PDFを患者本人のみ閲覧できるよう保護
  • 人事評価書・採用関連書類の関係者限定共有

使い方

1

PDFをアップロード

2

パスワードと権限を設定

3

保護済みPDFをダウンロード

トラブルシューティング

「パスワードが弱い」と警告が表示される

8文字未満、または英数字記号の組み合わせが不足している場合に表示されます。最低でも12文字以上で、大文字・小文字・数字・記号を組み合わせたパスワードを推奨します。「ランダム生成」ボタンを使うと、強力なパスワードを自動生成できます。短いパスワードは総当たり攻撃で破られるリスクが高まります。

設定したPDFがAdobe Acrobat以外で開けない

AES-256で暗号化したPDFは、PDF 2.0 / PDF 1.7 Extension Level 3に対応したビューアでのみ開けます。古いPDFビューア(Acrobat Reader 9以前、特定のスマホアプリ等)では開けない場合があります。互換性を最優先するならAES-128を選択してください。AES-128はPDF 1.6以降の幅広いビューアで開けます。

印刷禁止に設定したのに印刷できてしまう

PDF権限制限は「閲覧パスワード」ではなく「編集パスワード(オーナーパスワード)」に基づいて適用されます。閲覧パスワードのみで開いた場合は権限制限が有効ですが、編集パスワードで開いた場合は全権限が付与されます。また、一部の解析ツールやスクリーンキャプチャでは制限が無視される可能性があるため、絶対防止というより「正規ユーザーへの抑止」として活用してください。

AES-128とAES-256のどちらを選べば良いか分からない

迷ったらデフォルトの「AES-256」を選んでください。鍵長が長くより強力です。「古いPDFリーダー(古いスマホアプリやAcrobat Reader 9以前)でも開けるようにしたい」という互換性要件がある場合のみAES-128を選択してください。一般的なPC・スマホの最新PDFビューアであればAES-256で問題ありません。

編集パスワードを設定せずに権限制限だけかけたい

編集パスワード欄を空のままにすると、ランダムな強力パスワードが自動生成されてオーナーパスワードとして設定されます。これにより閲覧パスワードのみを共有相手に伝え、権限制限は厳密に有効化された状態のPDFを作成できます。自動生成されたオーナーパスワードは画面に表示されないため、後から制限解除はできません。

機能比較:FreeTool PDFパスワード設定 vs Adobe Acrobat Pro / Smallpdf

機能FreeToolAdobe Acrobat Pro / Smallpdf
価格○ 完全無料× 月額制 / 制限あり
ファイルのサーバー送信なし(ブラウザ完結)あり
AES-256対応○ 対応○ 対応
回数制限○ 無制限△ 1日2-3回まで
登録不要○ 不要△ 一部要登録
権限制限(印刷・コピー・編集)○ 個別設定可○ 可

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よくある質問

設定したパスワードを忘れてしまった場合は復旧できますか?
いいえ。設定したパスワード(特に閲覧パスワード)を忘れると、そのPDFを開くことは事実上できなくなります。AES暗号化は強力で、パスワードがなければ解読は現実的に不可能です。パスワードは必ず安全なパスワード管理ツール(1Password、Bitwarden等)に保存しておくことを強く推奨します。FreeToolはパスワードを記憶しませんので、ご自身での管理が必須です。
AES-128とAES-256の違いは何ですか?どちらを選ぶべき?
どちらもPDFの標準暗号化方式ですが、AES-256(鍵長256ビット)の方がより強力で、PDF 2.0準拠の現代的な暗号化方式です。AES-128(鍵長128ビット、PDF 1.7)は実用上は十分安全ですが、古いPDFビューア互換が必要なケース以外ではAES-256を推奨します。本ツールはデフォルトでAES-256を選択しており、機密性が高い書類ほどAES-256が安心です。
印刷禁止に設定したPDFは本当に印刷できなくなりますか?
Adobe AcrobatをはじめとするPDF仕様準拠のビューアでは、権限制限(印刷禁止・コピー禁止など)が尊重され、印刷ボタンがグレーアウトされます。ただし、これは技術的な強制ではなく規約ベースの制限のため、一部の解析ツールでは無視される可能性もあります。完全な防止というより「正規ユーザーへの抑止」と捉えるのが現実的です。法的・契約的な情報保護の補強として有効です。
Adobe AcrobatやMacのプレビュー.appで開けますか?
はい。FreeToolが出力するPDFは、Adobe Acrobat Reader、Adobe Acrobat Pro、macOS プレビュー.app、Foxit Reader、PDF-XChange Viewer、Microsoft Edge内蔵PDFビューアなど、AES暗号化に対応した一般的なPDFビューアで正しく開けます。AES-256で暗号化したPDFを古いビューアで開く場合、ビューアがPDF 2.0/PDF 1.7 Extension Level 3に対応している必要があります。互換性を最優先する場合はAES-128を選んでください。
パスワードを設定するとファイルサイズは大きくなりますか?
ほぼ変わりません。PDF暗号化はファイル内のデータストリームを暗号化するもので、ファイルサイズへの影響は数百バイト〜数KB程度(暗号化辞書の追加分)です。10MBのPDFをパスワード保護しても、サイズは10MB+αに留まります。圧縮効果はなくなる場合があるため、極度に最適化されたPDFではわずかにサイズが増えることがあります。