マンションで100Mbps以上出ない(VDSL方式)
1Gbpsのプランで契約しているのに、マンションでは100Mbps前後までしか出ない。管理会社に聞いても要領を得ない。
何が起きているのか
マンションの回線には、共用部から各戸まで何で配線するかで種類があります。光配線方式(各戸まで光ファイバー)、VDSL方式(共用部から先は電話線)、LAN配線方式です。
VDSL方式は既存の電話線を使うため工事が安く済む一方、規格上100Mbpsが上限です。契約が1Gbpsでもここで頭打ちになります。
これは混雑ではなく物理的な上限なので、時間帯を変えても、プロバイダを変えても、IPoEに切り替えても改善しません。
先に確認すること
- 1宅内の壁の差込口を見る。電話線(細いモジュラージャック)がモデムに繋がっていればVDSL方式です
- 2契約書類・申込書の「回線タイプ」「配線方式」欄を確認する
- 3管理会社または大家に、建物の配線方式と光配線方式への更新予定を確認する
- 4接続方式チェックで、同時にPPPoE/IPoEの問題も重なっていないかを確認する
打ち手
- 管理組合・大家に光配線方式への変更を相談する(建物全体の工事になるため個人では決められません)
- 変更できない場合、マンション向けではなく戸建て向けプランを個別に引けるか回線事業者に確認する(許可が要ります)
- それも不可なら、ホームルーター(5G)やモバイル回線が現実的な代替になることがあります
買う前に読んでください
VDSL方式が原因の場合、プロバイダの変更や高速プランへの変更に意味はありません。上限は建物側にあります。契約を上げる前に、必ず配線方式を確認してください。
まず自分の回線がどれに当てはまるか確かめる
接続方式チェックは、IPアドレスの逆引きから実際の接続方式(IPoE / PPPoE / 独自アクセス網)を判定します。 体感や契約書類ではなく、いま通っている経路そのものを見るので、この記事のどのケースに当たるかを切り分けられます。
接続方式チェックを実行するよくある質問
VDSL方式でもIPoEにする意味はありますか?
あります。上限の100Mbpsに近い速度が安定して出るようになるためです。VDSLの100Mbps上限とPPPoEの夜間混雑は別々の問題で、後者はIPoEで解消できます。ただし100Mbpsを超えることはありません。
自分の部屋だけ光配線にできますか?
建物の共用部の設備を使うため、原則として個別には変更できません。ただし物件によっては戸建て向けの回線を個別に引き込める場合があります。管理会社・大家の許可と、事業者の対応可否の両方が必要です。