速度は出ているのに遅く感じる
回線速度テストでは数百Mbps出ている。接続方式も問題ない。それなのにページの表示やアプリの動作が遅く感じる。
何が起きているのか
体感の速さは帯域(Mbps)だけで決まりません。最初の反応までの時間、名前解決(DNS)の速さ、端末の処理性能、そして相手側のサービスの状態が効きます。
帯域が十分にあるとき、追加の帯域は体感をほとんど改善しません。100Mbpsと1Gbpsでページ表示の速さはほぼ変わりません。
特定のサイト・アプリだけが遅い場合、原因は自分の回線ではなく相手側にあります。
先に確認すること
- 1遅いのが全体か、特定のサイト・アプリだけかを切り分ける
- 2別の端末で同じことをして、同じように遅いかを確認する(端末側の問題の切り分け)
- 3応答時間(Ping)の数値を見る。帯域は十分でも応答時間が大きければ体感に効きます
- 4ブラウザの拡張機能を一時的に切って比べる
打ち手
- 特定サービスだけが遅いなら、そのサービス側の問題である可能性が高い。回線側でできることはありません
- 端末が古い・メモリ不足なら、そちらが律速している可能性があります
- 応答時間が大きい場合は、有線接続への変更や接続方式の確認が有効です
買う前に読んでください
測定値が十分に出ているなら、回線の乗り換えやプランの上位変更で体感が改善する見込みはほとんどありません。帯域はすでに足りています。原因は別のところにあります。
まず自分の回線がどれに当てはまるか確かめる
接続方式チェックは、IPアドレスの逆引きから実際の接続方式(IPoE / PPPoE / 独自アクセス網)を判定します。 体感や契約書類ではなく、いま通っている経路そのものを見るので、この記事のどのケースに当たるかを切り分けられます。
接続方式チェックを実行するよくある質問
1Gbpsから10Gbpsにすれば体感は速くなりますか?
一般的な用途ではほとんど変わりません。Webの閲覧や動画視聴で使う帯域は数Mbps〜数十Mbpsで、すでに大きく余っているためです。大容量ファイルを日常的に扱う、複数人が同時に高負荷の通信をする、といった条件がなければ体感差は出にくいと考えてください。
速度テストの数値はどこまで信用できますか?
測定先のサーバーまでの経路の状態を測っているので、そのときの一断面です。時間帯・測定サービス・端末によって変動します。1回の絶対値より、同じ条件で時間帯を変えて測ったときの差のほうが、原因の切り分けには役立ちます。